2022/01/27 (木)

マイクロサミット ニュースレタ- 1月号

2022年1月、新年明けましておめでとう御座います。本年も宜しくお願い致します。
コロナが世界中に蔓延してから約2年、東京に限らず稀にしか行けない創業60年の老舗のレストラン、食事処が閉店される等、身近の街並みも変化を余儀なくされて居ます。
写真は、我が町で昨年に発生したタバコの火の不始末による大規模山火事に、果敢に消火活動をしている消防ヘリの雄姿です。本物の真剣さを目の当たりにして、何か勇気づけられた事を思い出します。
ニュースレター1月号はLittelfuse社自動ドア/自動ゲートのソリューション向け製品と、Unictron Technologies社のGNSS L1+L5バンド対応アンテナ製品(Castle Patch Antenna)を紹介いたします。

1.Littelfuse社の自動ドア/自動ゲート ソリューション向け製品

A)   概要
リテルヒューズ(Littelfuse)社は1927年設立した、イリノイ州シカゴに拠点を置く多国籍な電気機器製造企業です。世界中に40箇所以上の販売、流通、製造及び技術拠点を持ちます。主に回路保護製品(ヒューズ、TVS)と各種電気スイッチ、
自動車用センサ製品を長期に亘ってマーケットに提供してきております。
今回、リテルヒューズの電力制御、回路保護、センサーソリューションが、自動ドアおよび自動ゲートの設計の信頼性、機能、安全性をどのように改善するのかをご紹介します

B)   製品
              ● ヒューズ 215シリーズ                             ● リードスイッチ  59166 シリーズ


          ● MOSFET X2クラスシリーズ                             ● 温度センサ SMシリーズ

C)   Littelfuse製品ライブラリ

ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 野中(ノナカ)までお願いします。

2.Unictron Technologies社のGNSS L1+L5対応アンテナの紹介

A) 概要
Unictron Technologies社は本社、工場は台湾:新竹に有り、ピエゾセラミックスのマテリアルから自社開発・生産して居ります。現在はBenQグループのDARFON傘下の開発製造会社と成ります。2021年11月に台湾証券取引所に株式上場(IPO)致しました。
ピエゾセラミックスを用いたチップアンテナ及び各種超音波センサー素子、並びに各種モジュールが主力製品と成ります。
本月は最新商品と成るGNSS L1+L5アンテナ製品(Castle Patch antenna)を紹介します。

B)  GPSの現状
 測位システムとしてGPS(Global Positioning System)は1989年以降、ブロックⅡ、ⅡA,ⅡRと衛星システムの更新が成され、2010年5月に打ち上げられたブロックⅡF衛星では、L5信号(1176.45MHz)が含まれました。
L1信号(1575.42MHz)、L2信号(1227.60MHz)に比較して10倍のバンド幅で3dBの尖頭電波強度 10倍の拡散コード長と成って居ます。その為にL5バンドを使えば、高精度な測地測量をする為の搬送波位相の波数不確定性推定(AR)が高精度で短時間に出来る事から、都市部を含む単独測位システムの実現が期待されています。
                      
衛星測位システムと信号

内閣府ホームページより

C)  L1+L5帯対応GNSSアンテナに付いて:
GNSSアンテナの方式、形状はマイクロストリップパッチアンテナ(通称に、パッチアンテナ)と成ります。
Unictronでは、L1帯、L2帯、L5帯の各周波数に対応したモノリシックタイプの低背パッチアンテナのラインアップを開発して居ます。(Castle Patch Antenna)

新製品

Castle Patch Antenna

D) GNSSアンテナモジュール、アンテナ完成品としての提供:


Castle Patch Antenna採用製品

基地局、移動局用GNSSアンテナとして推奨

質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 石井(イシイ)までお願いします。