2021/12/24 (金)
世界経済活動が再始動している現在、資材調達難や高騰、物流停滞や経費増が活動再開の重しになって居ります。要因は色々に推測されますが、行き過ぎた価格競争にその要因が見出される論調も見受けられます。
翻って2019年頃からエシカル消費なる人権、家畜の飼育環境に至るまでの保全を主張する書籍が出始めていた事に気づきます。この再始動の時期にエシカル消費を支えるSDG’Sを実践していく、我々もそのコスト感を受け止めていく気概が求められて居るのではと思います。
来年は幸多き年と成ります様に心から祈念します。良い新年をお迎えください。
ニュースレター12月号はメカトラックス社の4GPi関連製品と、スウェーデンAcconeer社の60GHzミリ波センサ-製品を紹介いたします。
A) 概要
メカトラックス社は、2005年の創業以来、福岡市にオフィスを持ちます、ロボットエンターテイメント機器、携帯電話用キャリア通信モジュールを用いたM2M機器の開発を経て、セルラー回線向け通信モジュールを搭載した「3GPi」を開発、2016年日本国内企業初、 Microsoft Azure Certified for IoT デバイス認定を取得しています。
日本では「ラズパイ」と呼ばれることもある「Raspberry Pi」は、コンパクト・低価格でありながら、業界標準技術による十分な性能、世の中に出回っている豊富な周辺機器を利用して、様々なことができるという汎用性の高さから人気を集めています。
現在は、3GPiの後継機種となる4G(LTE)通信モジュール「4GPi」ならびにラズベリーパイとの組み合わせが出来る各種オリジナル製品の開発・販売やそれらを活用したプロトタイピング、小ロット製造を行っており、2021年10月には4GPiを組み込んだラズパイ防塵防水IoTゲートウェイ「Pi-protect」の販売も開始しました。
メカトラックス社の経験に基づいて開発されたラズベリーパイ用周辺機器製品で必要とされます、LTEアンテナやGNSS/GPSモジュールは弊社より提供する事が可能です。
B) アプリケーション
産業機器監視、画像認識、M2Mデータ通信などを含むエッジコンピューティングをリモート計測 / センサーIoT。
C)メカトラックス社の各種周辺基板製品
各種基板製品は、市販のラズベリーパイ基板と組み合わせて使用戴けます。
小口出荷が対応で有り、小型でタイムリーな試験装置としても使用戴けます。
①、4GPi : ラズベリーパイ専用用4G(LTE)通信モジュール
組み合わせ実装例は以下の様に成ります。
②、Pi-Protect: ラズパイ防塵、防水IoTゲートウェイ
本製品は、業務用途でラズパイを使用する際の課題と成る防水、防塵、RTC、電源管理等の機能を付加し、IoTゲートウェイ化した製品です。
製品組み込み実績も豊富な4GPiやslee-Pi3、その他バックアップキャパシタ等も搭載して居ます。ハードウェアだけで無く、SIMカードバンドルプランも選択いただけます。
③、Pi-field: ラズパイ屋外稼働キット
本製品は、電源やネット接続環境が無い屋外でもラズパイでの環境モニタリング等を可能にする屋外稼働キットです。
ラズパイ、蓄電池、4GPi等の機材を防水ボックスに一体化、ハードウェアだけで無く、SIMカードバンドルプランも選択戴けます。
ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 青木(あおき)までお願いします。
A) 概要
Acconeer(アコニア)社は、本社スェーデンのファブレス半導体メーカーです。
A111パルス・コヒレント・レーダー(PCR)は、60GHzのミリ波レーダーを使用し、高精度な距離、位置、動き検出および素材判定を実現します。
レーダー発信/受信に必要な全ての回路とアンテナが、小型パッケージ(5.2 x 5.5 mm)パッケージに内蔵され、機器にセンサー用の開口部なども不要の為、モバイル機器、IoT機器の小型化が実現可能です。
A111を搭載しているミリ波レーダモジュールとしてXM112/XM122/XM132がラインナップされております。最新FWでは、液体レベルの測定や物体検知・距離測定に最適なEnvelope Service、人感センサーに最適なSparse Serviceとも、最大検出距離が12.4mになるなど、大きな改善がされています。
電波免許の点でも、従来は「微弱電波」の適用が必要でしたが、工事設計認証(特定小電力機器:57-60GHz)取得など、高出力(検出距離延伸)化への環境も整いましたので、ご紹介いたします。
B) PCRセンサーモジュールラインナップ
特に、ミリ波センサーの特性が十分に発揮される用途として、“Smart Presence” (動き検出機能付き人感センサー)、”Tank Level Monitoring”(タンクの液面測定)がAcconeer社のHPで紹介されておりますので、是非ご覧ください
https://www.acconeer.com/focus-use-cases
また、2022年早々にラスベガスでCESが開催され、Acconeer社ではイベントにて、ロードマップ上の最新モジュールやワイヤレスイヤホンのプロトタイプなどが展示される予定です。
今回は日本向けの時間帯でもオンラインイベントが開催されますので、ご興味のある方は、是非ご参加をご検討ください。
ご質問・お問い合わせは、マイクロサミット(株) sales@microsummit.co.jp 井波(イナミ)までお願いします。